Windows10、共有、転送速度が遅い

最近設定したPCで起こった現象をメモ(※随時更新)
この記事はPC本体の問題について記載するので、ネットワーク関係のトラブルは別途記載する

パソコン仕様・設定
メーカー:HP、Eliteシリーズ
OS:Windows10 Pro 64bit
CPU:Core i7
ネットワークアダプタ:Intel I219-LM
Windowsおよびドライバのアップデートは自動更新のままとする

現象(このPCをA、他のPCをBとする)
まずAの初期設定は主にこちら
 ・アカウント名のみ設定しパスワードなしで進める
 ・デスクトップ画面まで来たら設定アプリからMicrosoftアカウントとパスワードを設定(サインイン)する
 ・Windowsアップデートを1909最新版の状態にする
 ・HP Sure Click(デスクトップ常駐ソフト)は有効
 ・その他HP標準インストールのソフトもそのまま
 ・HPアシスタントでドライバ更新なども最新の状態にする

A上で適当なフォルダを共有(Everyoneを追加、アカウント名とパスワードで開けるように)

・A上でB(他PC、サーバー、NAS)の共有フォルダを開き、データをドラッグ(コピー)して持ってくる分には特に問題なし
・B上でAの共有フォルダを開き、例えばBのデスクトップにあるデータをAにコピーしようとすると、かなりの時間がかかる

さらに詳しい内容
・数百MBある1つのファイル(ZIPや動画など)をAにコピーする分には早い(99%完了のまま少し固まったりもする)
・数KBしかない1ファイルだとコピー開始から転送が始まるまでで十数秒~1分近くかかる
・複数の数KBのファイルだとそのファイル数分、どんどん待機時間が長くなり、転送速度も0KB~数KBのまま
・ファイルサイズの参考として、約300KB未満だと遅く、300KB以上だと早い(300KB以上だとタイムラグなし)
・何度目かのPC再起動で、CドライブのBitLockerが有効、BIOSからBitLocker回復画面に移るので、別PCでMicrosoftアカウントに入り、回復キーを調べて進める

解決方法(解決済みだが原因は不明、メーカーへは連絡済)
・Win10-1909のUSBインストールメディアを作成する
・BitLockerを無効化し、USBメディアでクリーンインストールをする
 (ドライブ毎のパーテション分けなども全部削除)
・インストールが終わったら、Windowsアップデートに全てを任せる
 (アカウント設定は同様に進めている)
・一通りのアップデート、ドライバ関係のインストールが終わったら再起動する

共有フォルダの動作に何も支障なし

備考
・よくあるネットワーク関係の対策方法では未解決(IPv6、Offload無効、レジストリやコマンド設定など)
・Winアップデートで入るネットワークドライバのバージョンは「12.17.10.8」
 (HPのダウンロードで入るものは「12.18.8.9 Rev.A」)
・クリーンインストールしたまま、HPのソフトやドライバは何も入れない

今後の対策
Windows10の初期設定・チェック項目として、現時点での最新版にした状態で、下記をチェックする
・ネットワーク関係に問題がないかを一通りチェック
 (インターネット速度、双方向でのファイル転送速度、VPN、PC以外のプリンタ等機器との転送速度)
・HDD、SSDのBitLockerが進行していないか
 (使用するかしないか、使用しないならサービスでBitLockerを無効にする)
 (有効にする場合は必ずMicrosoftアカウントに回復キーが登録されていることを確認する)
・問題がない時点でのCドライブ全体のバックアップを取っておく(外付けHDDなど)
・社内にNASなど設置している場合、その場で各種データを双方向にコピーして確認する

その他メモ
各種フォーラム参照すると、メーカーではなくマザーボード(というかLANやUSBコネクタ的な)とメーカードライバ、OSの関係性が原因かもしれない
どこどこのメーカーPCだから、というわけではなく、特定のパーツ組み合わせの年式型式で発生する可能性がある(Win7からのアップデートでもWin10プリインストールでも)

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