光コラボ事業者について

※特定のユーザー向けへの記事のため、一般的なブログ記事などとは違う点があります、ご注意ください

NTT光インターネットなどのインターネット回線(および電話回線)を扱うのは、基本的にNTTだけだ
しかし、よくある営業電話「NTTの代理店です」的なもの・・・これがよく分からないという方向けに簡単にまとめておく(あまり詳しくは書きません)
文中に出てくる「信頼できる光コラボ事業者」だけは信頼して良いので、分からないことがあれば、信頼できる光コラボ事業者に問い合わせるのはOKです

◆”回線業者”と”プロバイダ業者”があるということ
日本においてインターネット回線と電話回線を扱っているのは
 NTT
もうこの1つだけだと思っておいていい、他は無い
ということで、NTTは日本で唯一の「回線業者」となる(という体で話を進める)
電柱にインターネット線と電話線が通っていて、各家庭やオフィスまで回線をひいてくれる

今主流な回線は「光回線」で、光回線が1本あれば、その1本でインターネットも電話もできる
実際に回線工事をすると、家の中に機器が設置され、回線の準備はこれでOKとなる
次にインターネットをしたいという場合、これだけではインターネットはできない
上記機器が設置されたら、これにプラスしてプロバイダ契約が必要になる
プロバイダ業者はインターネットやメールをやりとりするシステムを提供してくれる会社のようなもの
よく聞くのはOCN・ぷらら・So-net・ビッグローブのようなものか
なので、回線&プロバイダ、この2つを契約してはじめてインターネットができるようになる
まとめると、NTTに直接電話して、光回線を申し込み、NTT系列が運営しているOCNにプロバイダ契約をすれば
何も問題なくインターネット(必要なら電話も)が使えるようになるというだけの話だ
これでいいなら、これでおしまい!簡単です

———– ここで一区切り、以下は光コラボ事業者についてです ————-

◆ここからがややこしい、コラボ事業者って何?【光コラボレーションモデル事業者の略です】
問題はここから、よく「NTTの代理店をしています○○です、今お使いのインターネット料金は高くありませんか?当社の回線ならお安くできますよ」的なしつこい営業電話がかかってこないだろうか
なんなら「お安くなるか調べるので、○日○時ごろお伺いしますね」と強行手段に出てくる業者もあるのでびっくりすることがある
こういった電話はすべて「NTTではない何も関係ない業者」しかいない
なので取り合う必要はないので、電話を切ろう
しかし、こういった訪問営業などはないだろうか「いつもお世話になっている△△株式会社です、この度NTTの光コラボ事業者になりまして、弊社でもNTT回線を扱えるようになりました、NTTに直接依頼するよりお安くできたり、弊社サービスとまとめて更にお安くできたりと御社にメリットが出ることもありますので、詳しくお話させてもらえませんか?」
これならどうだろう?顔見知りの出入り業者から言われたら、まず話くらいは聞いても良いかとなると思う
この2パターン、どちらも「光コラボ事業者」となる
光コラボ事業者とは、NTT回線を取り扱える業者の総称で、NTTから許可さえおりれば光コラボ事業者を名乗れる、ただの取次店だと思ってもらえればいい
光コラボ事業者は、NTT回線に自社サービスなど付加価値をつけて販売でき、まとめて割引するサービスなどが一般的だが、何かしらメリットを提示してくる
NTTからすれば、回線契約を広めてくれる営業マンがいっぱい増えた・・・というような感じである
全てにおいて言えること、それは基幹となるのはNTTの回線だということ(上述の通り、回線業者はNTTだけです)
それを間借りして、各種サービスを提供している光コラボ事業者がいる、というだけだ

◆光コラボ事業者のメリットとは?
様々あるが、よくあるのは2パターン
①プロバイダ業者が光コラボ事業者にもなっているパターン
これが一番強いと思われる、結局NTT回線工事をしたら同時にプロバイダを選ぶことになる
なので、プロバイダが主導で工事手続きをするというもの
あわせて通常よりプロバイダ料金等を安くしてコストメリットを提示してくる
②法人向けの販売店などが光コラボ事業者になっているパターン
商社やIT機器販売店などがなっているもので、自社サービスにインターネットや電話が必要なので、
光コラボ事業者になることで、サービスを一手に引き受けられる、請求なども一括でまとめられて便利、というもの
こちらもまとめることで割引があったりすると思われる

◆信頼できる光コラボ事業者とは
これまで長年に渡って取引がある販売店が光コラボ事業者のサービスを始めた場合、これは信頼できる
自社サービスの付加価値を高めるために行っていることがほとんどなので、全体でコストダウンの提案をしてくれたり、必ずメリットを提示してくれるだろう
また大手プロバイダも同じく、悪評が流れては困るわけなので、ちゃんとした仕事をしてくれる

◆信頼できない光コラボ事業者とは
よくわからない県外の電話番号やフリーダイヤルから、一方的に「安くなるから」と電話営業してくるものはすべて却下でいい、今すぐ電話を切りましょう
中にはちゃんとした会社もあるにはあります、ただ、それを判断する知識が不足している場合、自分で判断せずに詳しい人に話を聞いてから悩みましょう

こういった電話や営業には注意(業者をX、自身をAまたはA社とする)
・X「NTTのほうから来ました、Aさんがお使いのアナログ回線は使えなくなりますので、弊社の光回線にしないと電話ができなくなります、今ならかなりお安くなりますよ」
・X「NTT光コラボ事業者のXです、お使いの光回線はどこですか?弊社の回線なら安くて今より速くなります、今現在の契約書などが手元にあれば、お手続き方法を教えますので、はやく用意してください」
・X「先日はご契約ありがとうございます、お調べしたところ、実はA社さんの場合だと電話機やビジネスホンも交換しないとダメなことが分かりました、早急に変える必要がありますが弊社でも電話機を取り扱っているのでご安心ください、すぐにリース契約が結べます、これから見積をもって伺いますね」
・X「NTTコラボのXです、今NTT光回線とOCNプロバイダをお使いですよね?もっと安いプランがあるので契約しませんか?このお電話口だけで契約できます」
このあたりの話になったら、「必要ありません、いりません」と言って電話を切ろう
よくあるのが4つ目のパターンで、契約書もなければハンコやサインをしたわけでもないのに、契約したことになっているパターンだ
話の流れで現在の契約内容や使っている電話機などの情報を相手に伝えてしまい、話の中で「安くなるなら…はい…」などと言ってしまうと、本当に契約になってしまう場合がある
電話営業で悩んだ場合、必要なければNOと言い、契約しようか悩んでいる場合は折り返し返答することを伝えよう、1回目の電話で「はい」と言わないことだ

◆光コラボ事業者と契約した後(工事中含む)に起きるトラブル
信頼できる光コラボ事業者で契約し、いざ使ってみても、事前の説明不足、使用する環境によってはトラブルになることがある
・インターネットが遅い
たぶんこれが一番だろう、詳しくは説明しないが、回線はNTTだとしても、プロバイダの違いなどでインターネットがかなり遅いという話をよく耳にする
これは改善する方法も色々あるのだが、「そんなに遅くなるとは思っていなかった」という人が多いと思う
特にこれまでが純粋なNTT光回線だった場合、変えて安くなってもスピードが遅いのでは意味がない・・・となってしまうので気を付けたいところ
・工事の手配をどこに依頼していいか分からない、工事に来た人に言ってもやってくれない
工事中や、故障対応の際に困る人も多いと耳にする
NTT直の場合はNTT故障窓口に頼めばOK、簡単、ただし光コラボ事業者を間に入れてしまった場合、何か対応してもらうには光コラボ事業者に問い合わせる必要がある
NTTに電話しても「NTTにお客様の情報はありませんので、工事を依頼された”業者”へ連絡してください」などと言われるかと思う
(確かに大元はNTTの回線だが、NTTは動いてくれないので注意すること、契約情報などは光コラボ事業者側にあるためだ)
そしてここでもう1つ、工事に来た人に連絡しても意味がない、あくまで光コラボ事業者に連絡する・・・ということ
工事に来た人はNTTでも光コラボ事業者でもなく、単にその場の工事をするためだけに来た人だからだ
場合によっては、工事している最中にトラブルが発生しても光コラボ事業者に連絡しないと先に進まないことすらあると思っておいたほうがいい
特に工事に来た人にNTTや光コラボ事業者についてのクレームを言ったりするのは、かなり失礼なことになるので注意したい
(クレームを言えるとしたら、その時の工事自体に不備があった時だけだ)

◆その他
ここまで散々NTTが絶対であり、光コラボ事業者は足で稼ぐ営業マン的な話をしてきたが、どういう位置関係になっているのかを、もう少し詳しくまとめておく

まずNTTの回線というのは、本家NTTが使う分があり、そこから光コラボ事業者にお裾分けする回線がある、まずはこれらで1グループになる
コラボ側はお裾分けされているので、すでに決まっている敷地の中に、これでもかと各業者がひしめきあっているイメージだ
だからインターネットが遅い場合がある(これは解決策もある)
もう1つグループがある、それがダークファイバを利用するグループで、KDDIが運営するAU光やソニーが運営するNURO光がある
ダークファイバというのは、NTTが回線を引きまくったはいいが、使っていない部分があり、それを間借りして使おうというもの
誰も使っていない(NTTもコラボ事業者も使っていない)ので、広い敷地をのびのびと使え、インターネット速度も速い
こう見ても、コラボ事業者が狭い範囲にあることが分かると思うし、あくまでNTTの名前を借りているだけということも分かる
コラボ事業者を選ぶメリット(料金や連携サービス、取引先の都合など)があるのなら選び、全く必要ないのならNTTに直接頼むほうがいい
また、料金よりもスピード重視なのであればダークファイバ利用グループも検討の余地ありだ

こういったNTT回線の割り振りなどは今後変わることもあるかと思うので、やはり信頼できる、詳しい人がいる取引先に聞くというのが一番かと思う
yjetでは回線の取り扱いはないので、”信頼できる”業者を紹介します

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